子どもの歯について
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歯が痛む原因の一つに、むし歯（う蝕）があります。むし歯は、口内のむし歯菌が糖質を栄養にして酸を生み出すことで、歯が溶ける病気です。治療法は重症度によって異なります。初期のむし歯では、ブラッシンング法や生活習慣の指導、フッ化物等の薬剤の塗布を行ないます。軽度～中程度のむし歯は、むし歯になった箇所を削って詰め物をする治療が主になります。重度の虫歯では神経の治療が必要になることもあります。

矯正治療とは悪い歯並びや噛み合わせを様々な装置を用いてきちんと噛み合うようにし、きれいな歯並びにするための治療です。使用する器具や装置、治療期間は、歯並びの状態や年齢により異なります。良い噛み合わせの歯でしっかりと噛むことは、身体全体の健康の基礎となります。

歯の破折（折れる、割れる）は外傷や、噛みしめる力などが原因で起こります。特に治療で神経を取り除いた歯は、歯自体がもろくなる傾向になり、破折を生じやすくなります。転倒やスポーツなどによって歯（特に前歯）をぶつけ破折を生じ、歯がぐらぐらしたり、出血や歯ぐきの腫れ、痛みを生じることもあります。強くぶつけると、歯が抜けてしまう場合もあります。破折部位や歯の状態によって、異なる治療が必要になります。